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セクシュアリティの考え方~LGBT以外もあてはまる4つの軸で考えよう!

LGBT
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最近、LGBTという言葉をよく見聞きするようになったと思います。

今回はLGBTだけでなくすべての人に当てはまる、セクシュアリティの考え方をお話します!

はるまき
はるまき

この記事を書いたのはこんな人です!

セクシュアリティ:Xジェンダー/ノンバイナリー
自分のことを”男性”だとも”女性”だとも思っていない「中性」タイプ。
Xジェンダーだとはっきり自覚したのは22歳のとき。

好きになる性は女性

大学・大学院でLGBTの研究をしており、論文も執筆しました。

LGBTのNPO法人の団体に複数所属し、交流スペースにも何度か足を運んでいます。

私がXジェンダーだと気付いたきっかけについては、以下の記事で書いています。

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LGBTとは?

まず、簡単にLGBTの説明をしておきますね。

レズビアン(Lesbian)、ゲイ(Gay)、バイセクシュアル(Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の頭文字をとり、その総称として使われています。

レズビアンは女性同性愛者、ゲイは男性同性愛者、バイセクシュアルは両性愛者、トランスジェンダーは最近では性別違和などと訳されることが多いです。

LGBTは性的少数者(セクシュアルマイノリティ通称”セクマイ”)とも呼ばれ、反対にマジョリティの異性愛者は「ストレート」といいます。

LGBT以外にもセクシュアルマイノリティがある

LGBT以外にも、

  • 性別にかかわらず恋愛感情や性的欲求を抱かない人をアセクシュアル
  • 自身のセクシュアリティに迷っている状態をクエスチョニング
  • 性自認をはっきり男性と女性で分けないXジェンダー

などがあります。

LGBTや、それ以外のセクシュアリティについて、基本をわかりやすく説明した記事も読んでみてください。

ところで、最近ではクエスチョニングのQを付けてLGBTQという言い方や、SOGI(ソジ、ソギ)というのもありますよね。

大事なのは、LGBTという4つのカテゴリーでは包括できないということです。

”LGBT”では4つのカテゴリーしかないため、セクシュアルマイノリティと言ったほうが適切なのかもしれません。

ただ、LGBTという言葉が最近とても見聞きするようになり、認知も広まっています。

そのため当ブログでは、わかりやすいように敢えて「LGBT」という言葉を使っています。

ここでは、4つのカテゴリーのみを指しているのではなく、広い意味でセクシュアルマイノリティ全般を指していると思ってください。

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セクシュアリティは4つの軸で考えよう!

セクシュアリティは、4つの軸で考えることができます。

  • 身体の性(戸籍上の性)
  • 心の性
  • 性的指向(好きになる性)
  • 性別表現

これはマイノリティだけでなく、すべての人に当てはまる軸です。

セクシュアリティの軸はグラデーション

性は、一般的には「男」と「女」の2つで考えられがちです。これは、戸籍上の性が2種類だからです。

しかし、性はグラデーションであり、きっぱり2つに分けることはできません。

だから「多様な性」と言われるのです。

先ほどの4つの軸をグラデーションにするとこんな感じになります。

エコネットワークスより

自分の性が、軸のどのあたりにくるかは人それぞれ。一人として同じ人はいません。

はるまき
はるまき

読みながら「自分は軸のどのあたりになるかな?」と考えてみてね!

身体の性(戸籍上の性)

生物学的性ともいいます。

生まれた時の染色体にによって男性か女性か区別されます。

エコネットワークスより

多くの人は、この軸の両端どちらかに位置するはずです。

まれに、典型的な染色体(XX、YY)でない人もおり、そういった人たちは性分化疾患(インターセックス)と呼ばれます。
※この呼び方を嫌う人もいます。

心の性(性自認)

身体上の性別にかかわらず、自分自身が感じる性であり、自分の性別をどうみなすかを指す言葉です。

見た目や、割り当てられた性ではなく、「自分の性をどう認識しているか」が重要になります。

なりたい性と表現されることもあります。

身体の性と合わせて考えると、多くの人は下のようになると思います。

このように、身体と心の性が一致している人のことをシスジェンダーといいます。

はるまき
はるまき

多くの人はシスジェンダーなんだね!

反対に、身体の性と心の性が一致していないトランスジェンダーは、たとえば下のようになります。

性的指向(好きになる性)

わかりやすく言うと、恋愛対象や好きになる性のことです。

好きになる性が女性なのか男性なのか、どちらにも向くのか、全ての人に向くのか、はたまた恋愛感情を持たないのか、といった具合です。

多くの人は、このように異性に向きますよね。

LGBなどマイノリティと呼ばれる人たちはそうではないということです。

性別表現

社会的に表現する性のことです。

性別表現と言うと難しく聞こえますが、「自分をどのように表現するか」ということ。

例えば、服装や髪型、ふるまいやメイクなどはすべて性別表現です。

最近ではユニセックス(男女兼用)の服があったり、男性がメイクをしたり、髪の長い男性もいれば髪の短い女性もいますよね。

かつては、”男らしさ”や”女らしさ”が求められていた性別表現ですが、最近ではこれも多様になりつつあると言えるでしょう。

はるまきの場合

はるまき
はるまき

私の場合は、髪も短く、メイクもしません。

服は9割方メンズです。レディースを身に付けるのは下着ぐらい。

私は「男性にも女性にも見られたくない」ので、軸で表すとこんな感じになります。

みなさんはどんな軸になりましたか?

最初にも書いた通り、人によってそれぞれ違うので、ぜひ自分の軸を考えてみてください。

これだけは覚えていってほしい!

最後にまとめになります。

  • 性はグラデーションであり、多様である。度合いは人それぞれ。
  • また、最近よく見るLGBTという言葉だけでは、カテゴライズできないセクシュアリティもある!

以上のことを覚えてくれたら嬉しいです。

はるまき
はるまき

誰もが生きやすい社会になってほしいな~

それでは!

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