大学院を中退することは「逃げ」なのかなぁ…
今回は、大学院を中退することは「逃げ」なのか?という記事を書きました。
大学院を中退しようか迷っている人に向けた記事です。
もう大学院を中退した人もこれからの人生のヒントになれば嬉しいです。
大学院中退は「逃げ」なのか?
社会的には大学院を中退すると「逃げた」というレッテルを貼られてしまうことがあります。
しかし、
「大学院中退=逃げ」
は正しいのでしょうか?
大学院を中退するのには、健康上の理由や、家庭の事情、経済的な理由があり、人によって違います。
予想外の家庭の事情や健康上の理由で、学業に専念できなくなり中退した場合は、「逃げ」たことにはなりませんよね。
将来のビジョンが見えなくなったり、研究や学問への意欲が消えてしまうこともあるでしょう。
それだって「逃げ」ではありません。
将来の方向性を考え直し、大学院を中退して新しい方向性を目指すなら、中退は「逃げ」ではないですよね。
まとめると、大学院を中退することは一つの選択肢にすぎず、自分にとって何がベストなのかをよく考えることが大切なのです。
大学院中退は逃げではなく、選択肢のひとつ
今の状況を客観的に見て自分と向き合い、中退なのか休学なのか復学なのか、慎重に決めましょう。
そして、中退した私が声を大にして言いたいのは、
大学院を中退しても、それまでに学んだ知識や経験は無駄にならない
ということ。
在学中の研究分野と仕事が直接関係なくても、研究で学んだPDCAサイクルや論理的な思考は、社会に出ても必要なものです。
働く上で重要な力を大学院で身につけられたよ!
もちろん研究していた分野を仕事につなげられればベストですが、そうでなかったとしても、無駄にはならないので安心してください。
大学院中退は「逃げ」ではない理由
先ほど、大学院を中退することは逃げではなく選択肢の一つだと説明しましたね。
なぜ大学院を中退することは「逃げ」ではないのか。理由は2つあります。
一つめの理由は、大学院を卒業することが絶対のルールではないからです。
人生において進むべき道は一つではありません。
今の研究を続けて大学院を卒業することが、必ずしも正しい道とは限らないでしょう。
大学院での研究や分野が自分に合わないなら、それを踏まえて別の道を探せば、自分に合った道が見つかりそうですよね。
自分の苦手がわかっているって、かなりのアドバンテージではないですか?
二つめの理由は、今の研究分野以外で幸せになれる可能性もあるからです。
大学院を卒業しなくても、仕事で活躍したり、他の分野で才能が開花することはいくらでもあります。
キャリアプランを練り直し、新たな目標に向かって進路を変えることは「逃げ」ではありません。
- 自分が目指すキャリアや人生の方向性が変わった
- 大学院生活が自分に合わなかった
場合は、大学院中退の選択は「逃げ」ではなく、新たな挑戦と言えるでしょう。
自分にとってベストな選択をすることが人生の成功につながります。
これまでの自分を見つめなおし、別の道を選ぶことで、人生が豊かになったり成功することもあるのです。
大学院中退はあなたの人生にどう影響する?
でも大学院中退したら人生詰みじゃない?
大学院を中退することで、その後のあなたの人生にどんな影響が出るのでしょうか。
大きく考えられるのは2つです。
大学院を中退したら就職で不利になる?
一つめは、就職活動や将来のキャリアへの影響です。
一般的には、学歴で不利になることはないと思って大丈夫です。
大学院を中退しても「大卒」の資格はありますから。
大学中退の「高卒」と大学院中退の「大卒」では全然違う!
ただ、就職活動で企業から「自己管理ができない人」というイメージを持たれる可能性はあります。
が同じ企業の面接に来たら、きちんと卒業したAさんを採用する可能性は高いですよね。
また、研究職や大学教授など一部の職種では大学院修了が必要な場合もあります。
そのような職を目指すなら、大学院中退は人生にネガティブな影響があるでしょう。
メンタルがやられる
二つめはメンタルへの影響です。
大学院を中退したことで、自分自身への肯定感が下がり、メンタルが落ち込む可能性があります。
そうならないためにも、きちんと自分自身と向き合い、新たな道を探すことが大事です。
大学院を中退しても必ず人生が詰むわけではありませんが、その後の人生で選択肢が制限されるかもしれないということは覚えておきましょう。
大学院中退が「逃げ」にならないために
この記事を読んでいる人は、大学院を中退するか迷っているはずです。
まだ退学していないなら、大学院中退の選択が「逃げ」にならないためにやることがあります。
それは、中退する前に自分のキャリアプランについて考えること。
そんな当たり前のことか…
と思ったかもしれませんが、これが意外とできていない人が多いんですよ。
めちゃめちゃ大事なのに。
将来についてしっかりと考えず、何も決まっていないのに退学を決めてしまう人がけっこういます。
中退してしばらくはニートでもいいかもしれませんが、いずれ働かなければなりませんよね。
いざ就職するとき、中退後の空白期間が長ければ長いほど
この人は先のことを何も考えず中退したんだな
それっぽい理由並べてるけど大学院から逃げ出したんだな
と思われてしまう可能性が高いです。
実際に大学院を退学する理由は逃げだったとしてもいいんです。
でも就職の時に「逃げだした人」「物事が続かない人」と思われたら困りますよね。
そうならないために、中退する前にビジョンを明確にしておきましょう。
そんなこと言われても何の仕事についたらいいのかわからないよ…
という人は就職エージェントを使うのがおすすめ。
就職のプロがあなたにアドバイスをくれるので、自分に合った仕事が見つかりますよ。
まだビジョンが決まっていなくても、気負わず相談してみましょう。
エージェントを利用しなくても、
を考える必要があります。
ビジョンが明確になっていないと
- 就職活動も良い結果にはならない
- 就職できてもその後の人生で迷ってしまう
大学院を卒業したほうがキャリアが実現できるなら、退学せずになんとか修了したほうがいいでしょう。
大学院に残る場合も別の大学院に入り直す場合も、
なども考えるべきです。
大学院中退は逃げじゃない。自分に合った道を探そう
今回の記事は大学院を中退するかどうか悩んでいる人に向けて、大学院中退は逃げかどうかについて書きました。
本来なら大学院を卒業すべきだとはわかった上で、大学院を中退するかどうか決めるの簡単なことではないはずです。
中退も卒業もどちらを選んでも正解はありません。
大切なのは、自分が進む道をしっかりと考えることです。
自分のやりたいことや目指すことが明確になれば、選ぶ道は見えてくるでしょう。
何を目指したらいいかわからないときは、周りの人に相談したり、自分の長所や興味のあることを考えてみると良いです。
そこから自分の力を活かせるヒントが得られるかもしれません。
大切なのは、あなた自身が納得して道を決めることです。一度しかない人生、後悔しないようにしましょう。
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