自分はLGBTだから就職できないのかな
LGBTが就職で困ることって何だろう?
LGBTだけど就職したい
「LGBTだと就職できないのかな…」と、就職に悩んでいるLGBTの人はいませんか?
私も就職する前は
自分はXジェンダーだから就職できないかもしれない…
と不安でいっぱいでした。
でも、この記事を読めばLGBTでも就職できることがわかります。
今回の内容は以下のとおりです。
この記事を書いたのはこんな人です
セクシュアリティ
:Xジェンダー/ノンバイナリー/ジェンダーレス
男性でも女性でもない「中性」
ちなみに、LGBTが就活で困ることや悩むことをまとめた
「自分らしく働く LGBTの就活・転職の不安が解消する本」
という本があります。
私も就活のときにお世話になりました。
- 就職活動の服装
- 企業へのカミングアウト
- 就職してから起こる問題
- LGBTフレンドリーの企業の取り組み
などが載っていて、大変参考になりました。
就職できないと悩んでいるLGBTの人はぜひ読んでみてください。おすすめですよ。
LGBTだと就職できない?
LGBTだと就職できないのでしょうか。
そんなことはありません。
私はXジェンダー/ジェンダーレスですが就職できました。
LGBTだから就職できないわけではないと思います。
では、なぜ「LGBTは就職できない」と言われているのでしょうか。
LGBTが就職できないと言われているのはなぜ?
LGBTって就職できないって言われてない?
LGBTが就職できないと言われるのはなぜでしょう。
私が考えた理由を以下に挙げました。
- LGBTに良いイメージがない
- 企業にLGBTを受け入れる体制がない
- 落とされたトランスジェンダーが多くいる
一つずつ見ていきましょう。
LGBTに良いイメージがない
LGBTが就職できないと言われる背景には、企業がLGBTに良いイメージを持っていないことが考えられます。
- LGBTの人を雇ったけどトラブルがあった
- LGBTを採用して面倒になったら嫌
- LGBTのネガティブな情報を知って採用していない
などの理由から、LGBTの採用に影響している可能性もあるでしょう。
LGBTを受け入れる体制がない
一方で、LGBTへの理解を進めて採用しようとする動きも見られます。
積極的にLGBTを受け入れようとしている企業もあります。
しかし、まだLGBTの受け入れ態勢が整っていない企業も多いのが現状です。
LGBTだから採用しないわけではなく、サポートができない
という企業も少なからずあるでしょう。
面接で落とされるトランスジェンダーが多い
トランスジェンダーだから面接で落とされた
という話を聞いたことがあります。
実際にトランスジェンダーが面接で落とされてしまうケースは多いです。
周りにもけっこういました。
おそらく、企業がトランスジェンダーを懸念している点は3つ。
- トイレの問題
- 更衣室の問題
- 制服の問題
これらの問題については後述の○○でも説明しています。
トランスジェンダー求職者のトイレ、更衣室、制服。
これらは非常に難しい問題です。なぜなら、
- 受け入れる企業にも拒否する権利がある
- 企業の従業員がNOなら採用できない
- トランスジェンダーにも会社を選ぶ権利がある
以上の点が絡み合っているから。
トランスジェンダーにも企業にも権利があるため難しいところです。
でもトランスジェンダーだと就職できないわけではいですよ。
「就職できないかも…」LGBTの心配は?
LGBTの求職者が
LGBTだから就職できないかもしれない…
と思ってしまうのは、就職でLGBTが困ることがたくさんあるからだと思います。
- トイレ・更衣室問題
- マジョリティが前提
- 入社するまで社風がわからない
- カミングアウトしたほうがいいのか?
- 福利厚生
一つずつ説明しますね。
LGBTが就職できない①トイレ・更衣室
LGBTが就職で困ることの一つにトイレと更衣室の問題があります。
LGBTというよりはトランスジェンダーやXジェンダー/ジェンダーレスの問題ですね。
トイレや更衣室を
身体の性か自認する性のどちらで利用するか
という問題。
採用する側も一番の懸念ポイントだと思います。
就活の面接ではトイレについて100%聞かれました。
希望する性で使えるのか不安で、「就職できない」と思ってしまうLGBTも多いでしょう。
本当は自分が希望する性で使えることが一番です。
でも、自分の要望ばかり押し付けても就職活動はうまくいきません。
就職活動で何社もカミングアウトした私が言えることは、LGBTをアピールしすぎないということ。
LGBTをアピールしすぎず、さりげなく質問する
たとえば、面接で
御社には多目的トイレはありますか?
更衣室で着替えるのが難しいので、家から制服を着て行ってもいいですか?
など、カミングアウトは最小限にして質問したり。
実際にこの手を使って反応を見てました
LGBT当事者もそうでない人も働きやすい環境になるよう、LGBTの求職者も折り合いをつける必要があると思います。
LGBTが就職できない②マジョリティが前提
社会はLGBTではない人が前提になっています。
就職もLGBTでない人が前提なので、何もかもLGBTが想定されていません。
例えば…
- 履歴書に「男」と「女」しかない
- スーツが男女別
- 面接で女性はナチュラルメイクすべき
- 「結婚を考えているか?」という質問
LGBTでない人が基準になっているため、LGBTはつまずくことが多く、
LGBTだから就職できないんだ…
と思ってしまうLGBT当事者が多いのです。
LGBTが就職できない③社風
実際に入社しないと、会社の社風はわからないですよね。
仕事内容や待遇など、LGBTが働きやすい環境かは入社するまでわかりません。
せっかく入社したところが
- お茶くみや掃除をやるのは女性だけ
- 些細でもセクハラ発言がある
- 男性ばかりが権力を持っている
のような会社だったらどうでしょう。
私なら耐えられなくて辞めてしまいそうです…
LGBT当事者にとって、性にまつわる話題は非常にデリケートです。
会社や相手に悪気がなくても、性のことで自分が嫌な思いをする会社には就職したくないですよね。
入社まで会社の社風がわからないため、
LGBTだから嫌な思いをする職場だったらどうしよう…
と考えてしまい、就職できないLGBTも一定数いるのです。
LGBTが就職できない④カミングアウト
カミングアウトがネックになっていて、就職できないLGBTも多いでしょう。
この2点はLGBTの求職者にとって非常に悩むポイントです。
カミングアウトして就職で不利になったら…
「カミングアウトしたら就職できないのでは…」と、多くのLGBTが悩んでいます。
LGBTが就職できない⑤福利厚生
結婚手当や家族手当などの福利厚生。
同性カップルも使えるのかな?
福利厚生が整っていても、異性愛のみが対象ならLGBTは福利厚生を受けられません。
また、面接や入社後に
結婚手当などの福利厚生はLGBTでも利用できますか?
と会社に聞くのはあまりにもハードルが高いです。
LGBTフレンドリー企業なら就職できる?
LGBTフレンドリー企業とは、社内規定や福利厚生などの面でLGBTに配慮した取り組みをしている企業のことです。
LGBTフレンドリー企業は、社内規定や福利厚生などの面でLGBTに配慮されている。
LGBTフレンドリー企業なら、社風や福利厚生の面でLGBTだから不利益があるということが少ないでしょう。
LGBTフレンドリーじゃないと就職できないの?
では、LGBTフレンドリー企業でないと就職できないのでしょうか。
そんなことはありません。
企業がLGBTフレンドリーなのか
はLGBT求職者にとって大きなポイントですが、LGBTフレンドリーだけを判断基準にするのは危険です。
どうして?
LGBTフレンドリーか否かだけで見ると、チャンスを狭めてしまうからです。
自分のやりたいことや、向いている仕事に出会えなくなってしまうかもしれません。
大々的にLGBTフレンドリーを謳っていなくても、対応してくれる会社もあります。
目指すキャリアを想定して、あなたがやりたい仕事、働きたい職場を探すべきです。
LGBTフレンドリーかどうかに縛られずに、広く就職活動をしましょう。
LGBTフレンドリーにこだわりすぎない
1人での就活が不安なら
下記に当てはまるLGBTの人は、自分だけで就職活動するのは心配ですよね。
そんな人には就活エージェントを利用するのもおすすめですよ。
私は就活エージェントを使って、LGBTも働きやすい職場に就職できました。
LGBTでも正社員で就職したい人は、就活エージェントも使ってみてくださいね。
まだ就職するか決まってないよ
まだ就職するかはっきりしていなくても大丈夫。
就職の相談をするだけでも良いですし、LGBT可の求人を紹介してもらうだけでもOK。
エージェントの相談は無料なので、気軽に相談してみましょう。
就職できない…悩むLGBTへ
LGBTだから就職できないかも…
と悩んでいるLGBTのあなたへ。
私もXジェンダーですが就職できました。
LGBTだから就職できないということはありません。
「自分らしく働く LGBTの就活・転職の不安が解消する本」にも、LGBTの就職活動の進め方が書いてあります。
諦めずに探しましょう。あなたに合う職場がきっと見つかるはずです。
という人は就活エージェントも使ってみてください。
就活エージェントを使って正社員になれました!
安定した職につけず、フリーター歴が長いLGBTの人って実はかなり多いんですよね。
と考えているLGBTは一人で悩まず、ぜひ周りの手も借りてみてください。
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